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中標津町の西のはずれにある計根別から中標津の市街地に通勤するときに いつも気になっている赤い布にくるまれているものがあります。 当幌のカーブのあたり 速度超過に充分気をつけないと アブナイ場所ですが そのあたりで いつもドキッとするのです 小さい女の子が立っているのかと思うことが今でもあります。 雪が舞うような 冬にしては暖かい 氷点下2度とかの日に このカーブのあたりだけが 雪がとけていることがあるのです どうも なにかある ふしぎな感じをいつも感じていました 先日初めて 研修館の前に車を停めて見てみると やはり石のお地蔵さんでした。 それにしても道路の外側を向いているのです。 普通ならば 道路の方を向いているわけですが・・・。 よく考えてみると、近くに当幌の駅の跡に現在電話ボックスとトイレがあり 計根別方面に向かう線路の跡もあります。 そう、踏み切りの跡です。 当時の踏み切りに線路を背にして建てられているのです。 まわりを見回してみると カラマツばかりでなく 柏や白樺 エゾマツなど いろいろな木が植えられています 林というよりも森といったほうかよさそうです そのおかげで地吹雪から守られ温度が保たれているのです グルグルアースで見ると幹線の防風保安林と鉄道林も重なっている場所だということがわかります そのさらに昔は 殖民軌道もこのすぐ北側を通っていたようです (今は高圧線がその上を通っています) かつての小学校の跡でもあり こどもを護るためにも みんなで一所懸命植えたのでしょう 標津線が通っている時代の写真を見つけました よくよく眺めていると 道の通っている場所が現在と違っていることが判りました 昔の当幌小学校に近い 現在駐車場になっている部分が道だったようです これで お地蔵さんが道路に背を向けている理由がわかりました 今でも いつでも 鮮やかな 赤い着物を着ていることからも 大切に守られていることが伝わってきます 計根別から吹雪の中 このあたりまで来るとほっとするのです 森のおかげで 本当に別世界の穏やかさです 防風林も効果が実感できるばかりでなく いろいろなタイプの防雪柵の効果の違いも判るのがこの町道の特徴で 自損の交通事故が多い路線でもあり 荒れている日には何台もの事故車が転がっています 私も 少し先で 一回転半してさかさまになっているところを 通りかかった建設会社の方々に助けだされました この場を借りて 古市建設の方にお礼を言わせていただきたい・・・と 防雪柵の種類としては 路面の雪を吹き飛ばすタイプと さえぎるタイプがありますが みごとに吹き飛ばされている効果がある反面 小さい車の場合には吹き飛ばされそうで怖いのも事実です さえぎるタイプの場合 風が舞うのか 路面に雪がたまる傾向がありますが 防風林の補助的に使用されているようです それにつけても 防風林の効果の高さを実感できる冬でした 夏には 霧を消す効果を よく観察してみたいと思っています
by denseikan
| 2008-02-11 17:52
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