セーターの中標津から Tシャツの当麻katrube+でのイベントに
昼 牧草の根釧原野は霧の中 夕日の当麻は水田の蛙の合唱
途中 遠軽で休憩
冬 猿払への列車の旅で通った駅 見覚えのある蟹飯弁当の包み紙の店
カラフルな駅の階段 売店のおばさんに聞いた「家庭学校」の礼拝堂を訪ね上湧別のシャナ淵方面の道に入る
「家庭学校」の文字で曲がる 門はない 塀もない 子どもが何人も遊んでいる そろそろと横を通ると笑顔がまぶしい 会釈する若いお母さん 笑い声が明るい なんだか輝いている子どもたち
道路で作業中の少年に礼拝堂への道を尋ねる 厳格な感じのおじいちゃんが答えてくれて さらに山の中へ
森の木漏れ日の中に 大きな木造の礼拝堂 板ガラスに樹木が歪んで映る
戸を開くと地味ながら美しいリースの飾り 静寂の空間 こんな空気の中で飛ばしてみたい
鈴蘭を踏まないように草の中を戻る 注意書きとかお知らせとかがないのが美しい
民間の児童自立支援施設(かつての教護院) 明治からの長い歴史をもつ
翌日 当麻katarube+のイベントでの光景
軽度のダウン症の少女
地域のよさこいソーランのチームの踊りに合わせて 少し離れて遠慮がちに踊っている
みごとにぴったり合っている そろいの衣装のチームより その子を皆見ている 切れがいい だれかが その子をチームのすぐそばに連れて行き並んで踊る
手を抜かず きっちりと踊っている なんだか輝いている 最後も決まった
イベントの終盤 地元バンドの演奏中
小学生くらいの男の子 馬でゆっくりと 静かに会場の中 観客の後ろを歩いている
自然に 当然のように 馬も落ち着き 無駄な力が入っていない いい姿勢
達人が持つ空気を感じた この子も ふしぎな輝きを発している
当麻はなぜか龍の町 同行のKonの氏と前夜 飛龍を制作
そして「キンチョール」が龍の玉になった
手作りパンを仕入れて戻ろう