北日本航空のDC-3型機 JA5015
「西春別空港」旧計根別飛行場での
貴重な画像 計根別飛行場
ICAO:RJCS
概略
空港種別 軍用
航空管制 航空自衛隊
海抜 123m
位置 北緯43度25分26秒東経144度44分33秒
滑走路15/33 1,590×30m 舗装
1. 沿革
•1941(昭和16)年 - 日本陸軍航空隊計根別第4飛行場として開港
•1945(昭和20)年 - 米軍の空襲を受ける。戦後、米軍が進駐するも、飛行場としては閉港が決定。農地として払い下げられ、放置される
•1952(昭和27)年 - 朝鮮戦争の激化の為、放置後の状態が良かった計根別第4飛行場を復旧することになる。滑走路の補修を行い、1600m滑走路でアメリカ空軍不時着用飛行場として再開港する
•1958(昭和33)年 - 米軍から航空自衛隊に返還される
•1959(昭和34)年 - 民間共用が行われ「西春別空港」と称した。北日本航空(現日本航空)がDC-3により、丘珠~女満別~西春別路線を開設
•1965(昭和40)年 - 民間機が中標津空港に移り、民間共用が終わる。陸上自衛隊が別海分屯地への駐屯を開始
(写真下) PA18 パイパー・スーパーカブの軍用機型 L-21
2. 補足
戦前の計根別飛行場には第1から第5飛行場(第5飛行場は第1から第4飛行場の間の誘導路を拡幅しただけの簡易飛行場)までがあり、第1飛行場が標津郡標津村計根別(現:同郡中標津町計根別)付近にあったため、総称して計根別飛行場と呼ばれた(計根別第4飛行場は西春別地区にあり、計根別地区とはまったく異なる場所にある)。
現在の別海フライトパークは計根別第1飛行場の一部にあたり、誘導路や格納庫の跡が残っている。
現在航空自衛隊の施設として使用している滑走路は、前述した計根別第4飛行場である。